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学生と社会人が繋がれるプラットフォーム「With Talk」

SHIRUBE社と一緒に学生向けコミュニケーションアプリ「With Talk」のプロダクト開発をおこなった実績をご紹介します。「With Talk」は学生と社会人が繋がれる1on1マッチングプラットフォームです。

 

現在は、約4000の学生ユーザー数を誇るWith Talk。プロダクトの課題と、その成長過程を追いました。

With Talkの事業参画の経緯

SHIRUBEはもともと、企業でありながら学生団体として、大学生向けの活動を行っていました。具体的には代表の高橋さんを中心に、東京近郊の学生たちにワークショップや交流会、リーダーシップ研修などを提供。しかし、新型コロナウイルスの緊急事態宣言により、これらの定期的な活動が難しくなりました。

 

加えて大学という多様な背景を持つ学生が集う場が閉鎖され、学生同士の相互理解の場が失われたことが課題意識を持ち、1on1マッチングアプリ「With Talk」の開発へと繋がりました。

プロジェクト開発の課題

「With Talk」開発初期には、特にデザイン面で大きな課題がありました。SHIRUBE社は、信頼できる開発会社にアプリ開発を委託していましたが、コスト削減とクオリティのジレンマに直面しました。

 

既製のパッケージを多用した結果、デザインの自由度が低下し、独自性や魅力的なデザインの創出が困難になりました。この問題を解決するために、CLANEがデザインと開発の両方を理解し協力できる委託先として選ばれました。

 

コスト削減とクオリティのジレンマ

スタートアップ企業にとって開発コストの削減は、特に重要な課題です。今回のケースでは開発コスト削減を目指し、既製のパッケージを多用したことでデザインの自由度を低下させる結果となりました。

 

コスト削減効果には大きな効果はあったものの、独自性やユーザーの興味を引くような魅力的なデザインを作り出す上で大きな障害でした。加えて、ワイヤーフレームから直接コーディングに移る手法が取られていたため、デザインの細部にまで注意が払われず、結果としてデザインの品質が低下してしまいました。

 

この問題を解決するため、デザインだけでなく開発側を理解、協力できるデザイン委託先として、CLANEを選んでいただきました。

 

デザイン体制の見直し

初期のデザイン体制

「With Talk」の初期デザイン体制は、いくつかの課題に直面していました。デザイン担当者が専門家ではなかったため、プロジェクトのワイヤーフレームは紙に手書きで作成したものでした。これを直接エンジニアに送っていたため、細部のニュアンスが伝わりづらく開発サイドとのコミュニケーション効率が低下したり、アプリデザインも限定的で、イノベーションの余地がほとんどありませんでした。

加えて開発チームではデザインに関する専門知識が不足していました。このため、技術的な実行可能性に重点を置いてデザイン実装がなされ、ユーザー視点やエンドユーザーのユーザー体験の観点がおろそかにされがちでした。

解決策の提案

CLANEは、必要なデザインと開発の専門知識を持ち合わせているだけでなく、クライアントとのコミュニケーションにも長けた人材を配置することで、この課題に対処しました。

 

SHIRUBE社のビジョンとプロジェクトの目標を深く理解することから始めました。その上で、開発側に大きな支障をきたさない形で、ビジュアルデザインからフロントエンドのコーディングに至るまで、予算内でのデザインの提案及び実行担当しました。デザインだけのサービスサイトではなく、アプリとしてエンジニアと連携しながらリリースすることができました。

 

本プロセスでは、ユーザーインターフェイスの改善、視覚的魅力の向上、そしてUX(ユーザーエクスペリエンス)の向上が重視されました。結果としてWith Talkは、学生だけの1on1アプリから、バージョンを重ねるごとに学生と社会人が繋がることができる洗練されたプラットフォームへと進化しました。

 

今後の取り組み

2024年1月現在、学生のユーザー数が4000名を超えたCLANEは、今後の展開において、学生だけでなく、社会人(企業)ユーザーのマッチング数の増加も見込んでいます。

これまで、CLANEは本プロジェクトにおいて、顧客企業のユーザー体験を重視したUI/ UXを強化し、顧客企業が提供するサービスの付加価値創造を支援してきました。

さらに、資本業務提携を通じてSHIRUBE社の増資を引き受け、プロダクトのデザイン組織体制の強化を行います。また、CLANEの既存の顧客基盤を活用し、WithTalkをはじめとする新卒領域での独自の人材ソリューションを共同で提案し、人材コンサルティング領域での支援企業の拡大を目指します。

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