コーポレートサイト制作

【7ステップ】コーポレートサイトの作成方法を解説|発注先の選定方法も紹介

公開日:2023年4月10日 更新日:2023年4月17日
【7ステップ】コーポレートサイト作り方を解説|発注先の選定方法も紹介

コーポレートサイトの作り方7ステップと、発注先の選定ポイントを紹介します。
コーポレートサイト制作の流れを理解すれば、業者に効果的なサイト制作を依頼しやすくなります。

【7ステップ】コーポレートサイトの作り方

コーポレートサイトの作り方を7ステップで紹介

ここでは、コーポレートサイトの作り方を7ステップに分けて紹介します。
サイトができるまでの流れは以下の通りです。

  1. コーポレートサイトの発注前の準備
  2. 発注先の選定
  3. 打ち合わせ
  4. 企画の提案&見積もり
  5. TOPページの提案
  6. 修正後、デザイン制作
  7. コーディング/システム制作

それぞれ解説します。

1.コーポレートサイトの発注前の準備

まず、コーポレートサイトを業者に発注する前に、自社で準備を行うことで、業者との制作作業がスムーズに進行します。

以下の項目を準備しておきましょう。

  • 予算の明確化
  • サイトのターゲット設定
  • 必要な機能とデザインデータの整理

それぞれ詳しく説明します。それぞれ紹介します。

予算の明確化

コーポレートサイトを作る際は、まず予算を決めましょう

サイト制作には様々な費用がかかるため、自社がサイト制作に充てる予算を明確にすることで、業者は予算に合ったデザインの提案がしやすくなります。

具体的には、以下の要素によってサイト制作費用が変動します。

  • ページ数
  • デザインの質
  • 機能 など

打ち合わせの際に、例えば「制作費は100万円まで」と制作会社に伝えることで、予算内で最善を尽くす方法や、どの機能を優先するかなどを話し合えます。

予算に合わせた有意義な打ち合わせができ、自社の目的に沿った最適な提案が期待できます。

サイトのターゲット設定

自社コーポレートサイトのターゲット(誰に向けて訴求するか)を設定することで、WEB制作会社はターゲットに適したデザインの提案ができます。訴求するデザインやコンテンツはターゲットによって異なるためです。

例えば、当サイトは40代・50代男性の経営者をターゲットにしています。
名刺や対面でお会いした後、指名検索で訪問し、20代を中心とした若い会社に依頼する不安を持っている方が当サイトに来ることを想定しています。
ターゲットを明確に設定しておくことで、適切なデザインが見えてきます。

自社コーポレートサイトのリニューアル | 企画から制作までの工程を全て公開

また、打ち合わせの段階で、自社とWEB制作会社側で想定するターゲットがズレていることもあります。

自社サイトのターゲットを決定し、業者と共有することでズレを解消し、ターゲットに訴求するサイトデザインを提案してもらえるようになります。

サイトに欲しい機能とデザインデータの整理

自社コーポレートサイトに必要な機能とデザインデータを整理しておくことで、予定していた機能が不足しているなどのトラブルを防ぐことができます。

サイトに欲しい機能は、例えば以下のようなものが考えられます。

  • カレンダー機能
  • SNSボタン
  • お問合せ機能 など

デザインデータに関しては、自社がイメージするデザインを言語化して整理しましょう。言語化が難しい場合は、「このようなイメージのサイトを作りたい」とイメージに近いサイトのURLを2~3個共有することで、制作会社は自社がイメージするサイトデザインを提案しやすくなります。

2.発注先の選定

コーポレートサイトを作る際の発注先を選定するポイント

次に、発注先の選定を行いましょう。
自社サイトを制作するWEB制作会社を選ぶ際は、以下の条件を確認することで、選定ミスを避けられます。

  • 自社業界の制作実績があるかどうかを確認
  • 提案書のクオリティをチェック
  • サイト開設後のサポート体制を確認

それぞれ詳しく紹介します。

自社業界の制作実績があるかどうかを確認

同業種のコーポレートサイト制作の実績がある制作会社を選びましょう。こうした会社は、自社の要望に柔軟に対応しやすく、独自のノウハウを活かして最適なサイトデザインを提案してくれます。

例えば、不動産のコーポレートサイト制作を依頼したい場合、同業種のサイト制作実績が豊富な業者は、訪問者のターゲット層などの知識を持っているため、話がスムーズに進みます。また、ターゲットに効果的なデザインや構成のアイデアを多く持っており、「この構成はどうでしょうか?」「このデザインはいかがですか?」など、適切な提案が期待できます。

同業種のコーポレートサイト制作実績が豊富な制作会社に依頼すれば、自社が望む以上のサイトが提案されます。

提案書のクオリティをチェック

コーポレートサイトを作る業者を選定するときは、提案書のクオリティを確認します

提案書のクオリティが高いほど、制作されるサイトの品質も向上します。

具体的には、提案書が分かりやすく、納得できる内容か、論理的な構成になっているかなどに注意しましょう。

また、自社が言語化できなかった点を適切に表現しているかどうかも確認します。

サイト開設後のサポート体制を確認

サポートの有無や範囲が異なるため、サイト開設後の対応を確認しましょう。
サイト制作は一度きりの作業ではなく、セキュリティ管理やコンテンツ更新などの継続的な作業が必要です。

具体的には、以下のような作業が必要になります。

  • ドメインやサーバーの管理
  • ページの追加
  • サイト内の分析や改善など

これらの作業には専門的な知識が必要であり、業者に依頼することがあります。サイト開設後のサポート体制を確認することで、円滑な運営が期待できます。

3.打ち合わせ

コーポレートサイトを作るときは、打ち合わせをします

多くの場合、コーポレートサイト制作は打ち合わせからスタートします。企業がイメージするサイトを制作会社とすり合わせ、どんなサイトを制作したいか、イメージを固めます。

具体的には、制作会社のディレクターとヒアリングを行い、サイト制作に必要な情報を聞き出します。ヒアリングする項目は以下の通りです。

  • サイトの目的
  • デザイン
  • 機能要件
  • 必要なページ数
  • 予算 など

準備してきた情報があれば、この時点で共有すると良いでしょう。

企業とWEB制作会社とがイメージするサイトデザインのズレが生じないように徹底的にヒアリングを行ない、企業の求めるデザインを提案します。

4.企画の提案&見積もり

ヒアリングを踏まえて、制作会社は企画と見積もりを提示します。ヒアリングした内容をもとに、制作会社側が企画提案と見積を提示してくれます。

具体的には、企画はコーポレートサイトに訪問するターゲットを分析し、企業とターゲットの双方を考慮したサイト制作を提案します。
また企画提案を通して、打ち合わせの段階で、企業が言語化できなかった課題を、言葉で表現します。

ヒアリング時点では自分で言語化できていなかったものが、企画提案を通じて言語化してもらえたと感じる相手であれば、その企業のデザインは良い可能性が高いです。
自社の言語化できない課題を解決する提案ができているかを確認すると良いです。

5.TOPページの提案

コーポレートサイトを作るとき、TOPページの提案を行います

制作会社が提示した企画と見積もりに納得し、発注を受けたらまず、TOPページデザインの提案を行います。
最初にTOPページデザインの提案をするのは、サイトデザインの方向性を確定するためです。

具体的には以下のことを確認し、ズレがあれば修正します。

  • 文字の大きさ
  • トンマナ
  • デザイン など

提案の段階では、ヒアリングや過去のサイトをもとにダミーコンテンツで制作を行います。このフェーズの前後で、本番で使用する原稿や写真を企業が準備することが多いです。

TOPページがサイト全体の方向性を決めるため、互いにきちんとコミュニケーションを取ってから次に進めましょう。

6.修正後、デザイン制作

TOPページデザインのズレを修正し、方向性が確定したら、下層ページのデザイン制作に移ります。提案後に出てきたズレを修正し、デザインが固まったら、下層ページのデザイン制作に入ります。

コーポレートサイトに必要な下層ページには以下のものがあります。

  • 会社概要
  • 事業紹介
  • 求人情報
  • お問い合わせ など

下層ページは、それぞれデザイン制作終わり次第、共有されるケースが多いです。ここでOKを出すと、あとはそのままアップロードまでいくことが多いです。

 

7.コーディング/システム制作

コーポレートサイトを作るときは、コーディングを行います

デザイン制作が終われば、コーディングとシステム制作を行います。ここでは制作したデザインをそのままWEB上で表示させ、システムが機能するように作業を行います。

これでコーポレートサイトの構築が完了します。

コーポレートサイト制作の参考事例

実際のコーポレートサイトの参考事例を見ることで、制作する自社サイトのイメージが湧きやすくなります。

  • 株式会社NOVASTO
  • チームラボ株式会社
  • エアロファシリティー株式会社
  • 株式会社ハルメクホールディングス
  • 株式会社良品計画

それぞれ紹介します。

株式会社NOVASTO

コーポレートサイトの作り方事例:株式会社NOVASTO

株式会社NOVASTOは、小売・リユース向けクラウドPOSシステム「ReCORE」を中心としたシステム開発事業とコンサルティング事業を展開する企業です。

ファーストビューでは、「いい循環から、最適なコマース体験を。」という同社のミッションと、大都会の風景がユーザーにインパクトを与えます。
全体を通して、斜めの特徴的なデザインを取り入れた印象的なサイトで、各コンテンツが整理されているので、ユーザーが欲しい情報にたどりつきやすいです。

事業内容や採用情報は、詳細な説明と写真でユーザーのイメージが湧きやすく、ステークホルダーに効果的なサイトとなっています。

株式会社チームラボ

コーポレートサイトの作り方事例:株式会社チームラボ

株式会社チームラボは、テクノロジーとクリエイティブを融合させることで、デジタルコンテンツの開発を展開する企業です。

トップページは、白い背景に同社が手がけたプロジェクトが一覧で表示されており、すぐに欲しいコンテンツにアクセスできるようになっています。
また各コンテンツも大きく、動画を用いてわかりやすく説明しているものが多いので、コンテンツの魅力が伝わりやすくなっています。

株式会社エアロファシリティー

コーポレートサイトの作り方事例:株式会社エアロファシリティ

株式会社エアロファシリティーは、航空機事業とヘリポート建設事業展開する企業です。

ファーストビューでは、航空系の企業だとわかるような写真が印象的です。
また大きな写真には右下には「AERO FACILITY」「ヘリポートと航空機で空の安全に貢献する」というメッセージが記載されています。

それぞれのコンテンツが、整理し配置されているので、ユーザーが欲しい情報に辿り着きやすくなっています。

株式会社ハルメクホールディングス

コーポレートサイトの作り方事例:株式会社ハルメクホールディングス

株式会社ハルメクホールディングスは、シニア層をターゲットに出版・通信販売事業を展開している企業です。

同社のコーポレートカラーを使用し、統一感を演出しています。また、各コンテンツは大きく、視認性が高い印象を受けます。

情報がカテゴリ別に整理されているため、どのような情報がどこにあるかが理解しやすくなっています。

株式会社良品計画

コーポレートサイトの作り方事例:株式会社良品計画

株式会社良品計画は、無印良品やMUJIブランド商品の開発・製造・販売を行う企業です。同社の商品は、高い機能性とシンプルなデザインが特徴で、幅広い層から支持されています。

「無印良品」ブランドの美しいシンプルなイメージが、ウェブサイトでも再現されています。トップページには、画像とタイトルだけが表示され、アニメーションで切り替わってアピールしています。画像をクリックすると詳細が表示されます。

直下には、ニュースリリースが掲載されており、同社の最新情報が簡単に確認できます。また、ページ下部にはアイコンが配置されており、訪問者が求めるコンテンツに素早くアクセスできるようになっています。

まとめ

いかがでしたか。コーポレートサイト制作の流れをイメージできたのではないでしょうか。自社のコーポレートサイトを業者に依頼する際の参考にしてください。

弊社では、「ヒアリングを重視した最適な提案」を心掛け、クライアントのニーズに合った企画提案や、ユーザーにとって利便性の高いサイト制作を行っております。徹底したヒアリングのもと、お客様に適したコーポレートサイトのご提案をさせていただきます。

ご興味がある方は、こちらをご確認ください。

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この記事を書いた人

yokoduka

株式会社CLANE クルー / 大学時代はデザインを専攻し、その後教育事業のスタッフとして従事。現在はお客様のビジネスのお手伝いができるようコンテンツ作成などを行っています。

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