コーポレートサイトの制作費用はいくら? 制作会社が相場を解説 |依頼する際のポイントも紹介

目次
WEB制作会社がコーポレートサイト制作にかかる費用の相場を解説します。また業者に自社サイトの制作を依頼する際のポイントも紹介します。
今回紹介する内容を元に、コーポレートサイト制作の相場感を掴んで、自社サイト制作を外注してください。
コーポレートサイトの制作費用は?
コーポレートサイトの制作費用は、業者によって大きく変わります。
最も大きい要素には、以下の要素が挙げられらます。
- 業者に依頼するケース
- フリーランスに依頼するケース
それぞれの特徴を紹介します。
業者に依頼するケース
業者にコーポレートサイト制作を依頼する場合、サイト制作に多くの人が関わり人件費が掛かり、制作費用が高額になります。
主に、サイト制作には以下の人物が関わります。
- 打ち合わせや企画提案:ディレクター
- デザイン制作:デザイナー
- コーディング:コーダー など
1つのサイトを制作するのに、各分野のプロが集まり、クオリティの高いコーポレートサイトを制作します。
サイト制作の各過程で多くの人が関わることで、人件費がかかり、費用は高額になりますが、企業の課題を解決するようなレベルの高いコーポレートサイトを制作できます。
フリーランスに依頼するケース
フリーランスにコーポレートサイト制作を依頼する場合、人件費が掛からないため制作費用を抑えられます。
小規模なサイトであれば、下記を1人で行えるためです。
- 打ち合わせ
- 企画提案
- デザイン制作
- コーディング
デザイナーやコーダーといった人件費が掛からず安価ですが、各スキルの専門性は高くないことが多いです。
フリーランスは1人でサイト制作を行う分、規模も品質も限定されます。安価な反面、高品質のサイトは期待しづらいです。
コーポレートサイト制作費用の相場
ここではコーポレートサイト制作費用の相場を紹介します。あくまで相場ですので、実際に制作会社に依頼する際の目安にしてださい。
フリーランスの場合
コーポレートサイトをフリーランスに依頼する場合の製作費用相場は、以下の通りです。具体的な金額が場合によって異なるため、あくまでも目安としての費用です。
製作費用 | ページ数 |
5万円以下 | 1ページ |
5万円〜10万円 | 5ページ |
10万円〜30万円 | 5ページ以上 |
フリーランスのコーポレートサイト製作費用の相場は5万円〜30万円で、基本的に1ページから5ページほどの小規模なサイトになります。これに加えてサポートなどのオプションが付くかどうかは、人それぞれです。
制作会社の場合
コーポレートサイトを制作会社に依頼する場合の制作費用相場は以下の通りです。
制作費用 | 発注先 | ニーズ |
10万円以下 | フリーランス | 低コスト、サイトが表示されればOK |
10万円〜50万円 | フリーランス、小規模のWEB制作会社 | 低コストかつ、最低限の機能 |
50万円〜100万円 | 小規模・中規模のWEB制作会社 | オーソドックスなデザイン・機能 |
100万円〜300万円 | 中規模・大規模のWEB制作会社 | 特定の機能や、高品質なデザイン |
300万円以上 | 中規模・大規模のWEB制作会社 | 特定の機能や、高品質なデザイン、ページ数が多い |
それぞれの価格帯について具体的に紹介します。
10万円以下の費用相場
制作費用が10万円以下の場合、基本的に制作会社は受けず、主にフリーランスに依頼することになります。
とにかく低コストでコーポレートサイトを制作したいと考えている方におすすめです。制作には1週間〜1ヶ月程度の期間と早めです。
この価格帯の特徴としては以下のものが挙げられます。
- デザインはテンプレートを使用する
- サイトに掲載する素材や原稿を用意する必要がある
- 完成後の修正を受け付けてもらえない など
WEB制作業界で10万円以下でコーポレートサイトを制作できるのは安すぎるのですが、その代わり、テンプレートを使用するためデザイン性が低く、サイト内で使用する写真や文章などのコンテンツを自身で用意する必要がります。またサイト開設後の運用費用は含まれておらず、自社で運営する必要があります。
10万円〜50万円の費用相場
制作費用が10万円〜50万円の場合、フリーランスか小規模なWEB制作会社に依頼することになります。4,50万円であればテンプレートではなく、デザインをゼロから作ってもらえる可能性もあります。しかし機能面は、ほとんど細かなニーズを反映するのは難しいと考えましょう。
またTOPページ以外の下層ページに関しては、制作できたとして、数ページ程度になる可能性が高いです。
この価格帯の特徴しては以下のものが挙げられます。
- 必要最小限の情報を掲載したサイト
- テンプレートを使用する場合もある
- サイトに掲載する素材や原稿を用意する必要がある など
WEB業界では、この価格帯でも十分安く、テンプレートを使用した、デザイン性が低かったり、写真や文章などを準備をする必要があります。
取引先に自社の電話番号や住所などの最低限の情報を提供する1ページのサイトを制作できるので、あくまで自社の名刺としてサイトが欲しい方におすすめです。
50万円から100万円の費用相場
制作費用が50万円〜100万円の場合、小規模・中規模のWEB制作会社に依頼することになります。一般的に下層ページのあるサイトを制作でき、企業サイトに必要なページが一通り揃います。自社の魅力を紹介できるサイトになります。
この価格帯の特徴としては以下のものが挙げられます。
- 企業サイトに必要なページが揃ったサイト
- 自社で掲載する素材や原稿を用意するケースが高い
- テンプレートを使わないオリジナルデザインが多い など
WEB制作業界では、情報が一通り揃った企業サイトを制作する際は、この価格帯が一般的であり、クオリティを重視したサイトを制作できます。また口頭・見積もりベースでの提案は貰えますが、提案書を提出しゼロから提案することは少なく、システムに関しては、お問い合わせフォームやブログなど簡易的なものは含まれるが、複雑なシステムは含まれないことが多いです。
100万円から300万円の費用相場
制作費用が100万円〜300万円の場合、中規模・大規模のWEB制作会社に依頼することになります。この価格帯になると、下層ページのあるWEBサイトを企画・提案から行ってもらえます。
この価格帯の特徴としては以下のものが挙げられます。
- 制作会社が掲載する素材や原稿を用意する
- ニーズを反映させた独自性のあるサイトデザイン
- マーケティング戦略や、コンテンツの企画も行う など
WEB制作業界では、この価格帯を提示すれば、一定以上の規模・品質のサイトを求められるため、ヒアリングと、提案書を用いた提案の2段階の商談になるケースが多くなります。
また以下で提示するニーズをヒアリングした提案は、工夫が凝らされることが多くオリジナリティの高いサイトになります。
- 複雑なシステム
- マーケティング手法
- サイトマップ
- 撮影による素材確保 など
しかし上記で提示した全てを自社サイトに導入できるわけではなく、サイトの目的に応じた優先度を鑑みながら、予算の範囲内で希望のものを残すことが多いです。コーポレートサイトで集客やブランディングを行いたい方におすすめです。
300万円以上の費用相場
制作費用が300万円以上の場合、主に大規模のWEB制作会社に依頼することになります。この価格帯は、基本的に100万円〜300万円と同じで、下層ページのあるWEBサイトを企画・提案から行ってもらえます。100万円〜300万円の価格帯との違いとしては、予算マターでオプションを削ることが減ります。また数百ページ以上の大規模サイトなどの極端なニーズにも対応可能です。
この価格帯の特徴は以下のものが挙げられます。
- 集客やブランディングにつながるサイト制作
- 製作会社が掲載する素材や原稿を用意する
- マーケティング戦略や、コンテンツの企画制作を行う など
例えば、この価格帯では、以下で示すようなニーズを、予算の都合で削ることが減り自社の満足のいくサイトを制作することが可能です。
- 複雑なシステム
- マーケティング手法
- サイトマップ
- 撮影による素材確保 など
コーポレートサイト制作会社を選定するポイント
ここではコーポレートサイト制作会社を選定するポイントを紹介します。選定する際は以下のポイントを押さえて、自社サイトを制作する会社を選びましょう。
- 制作実績を確認する
- サイト開設・リニューアル後の流れを確認する
- 企画の品質を確認する
それぞれ解説します。
制作実績を確認する
制作会社のサイト制作実績を確認します。同業種の制作実績が豊富であれば、培ったノウハウを共有した、サイトの企画提案を行ってくれます。
具体的に以下を意識して制作実績を確認しましょう。
- 同業種の制作実績はどのくらいあるか
- どんなサイトデザインを得意としているか など
例えば、あなたが不動産業界で働き、サイト制作担当になったとします。制作会社と打ち合わせをする際、「こういったサイトが制作したい」「こういった機能を実装したい」と制作会社に要件を伝えます。同業種のサイト制作実績があれば、目的やターゲットを心得ているためスムーズに打つ合わせを進められます。
同業種のサイト制作実績が豊富な会社に、自社コーポレートサイト制作を依頼すれば、培ったノウハウを生かして、自社の目的に沿ったサイトデザインを提案してくれます。
サイト開設・リニューアル後の流れを確認する
コーポレートサイトは、開設・リニューアルしたら終わりではなく、運用をしていく必要があります。そのためサイト公開後の流れを確認します。制作会社によってどこまでサポートするかは異なるため、後から思わぬトラブルに発展しないようにしましょう。
具体的には、移転などで会社概要の所在位置が変更になれば、更新する必要があります。同様に、新しい商品やサービスをリリースすれば、商品紹介ページとお知らせページに追加する必要があります。
サイト開設・リニューアル後の運用はどういった形で行うかを確認しておけば、トラブルなく自社コーポレートサイトを運用することができます。
企画の品質を確認する
制作会社が提示する企画の品質を確認します。自社の目的に沿ったサイトを制作してくれる会社を選ぶ必要があります。
制作会社が提示する企画は以下のポイントを確認します。
- 自社の目的に沿った提案か
- サイトデザインがイメージできるか
- 自社が言語化できない課題を解決してくれそうか など
複数社の企画を確認して、もっとも自社の課題を解決してくれそうな業者に依頼すれば、自社のイメージするコーポレートサイトを制作してくれます。
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