自社コーポレートサイトを低コストで制作したいと考えている方に向けて、今回WordPressのコーポレートサイト用のテーマ10選と5選を紹介します。また自分でWordPressテーマを選別する際のポイントも紹介します。
ここでは企業のコーポレートサイト制作に向いた無料テーマを10選紹介します。自社に目的にあうテーマを見つけてください。
Cocoonは、100%GPLで、商用利用可能な無料のWordPressテーマです。Cocoon設定というCocoon独自のカスタマイズ項目があります。基本的には、Cocoon設定でサイト制作を行い、初心者でも容易に自社のイメージするサイト制作を行えます。
また、色違いを含めて30種類以上のデザインテンプレートがあり、自社の目的に合うものがあれば、デザイン制作にかけるコストを削減し、コンテンツ制作に注力できます。他には、サポートが充実しており、Cocoonの公式サイトにマニュアルが豊富で、自身がサイト制作で行き詰まった際に、質問できるフォーラムがあります。詳しいCocoonのコーポレートサイトの作り方は以下で解説しています。是非ご覧ください。
https://lightning.vektor-inc.co.jp/
Lightningは、WordPress公式サイトに掲載されている無料のWordPressです。企業のコーポレートサイトだけでなく、ブログ制作にも便利なテーマです。Bootstrap対応で、専門知識があれば、デザイン知識がなくても、デザイン性の高いサイトを制作できます。ブロックエディタにも対応しており、レイアウトがしやすく、サイト制作にかける時間を短縮できます。
またこのテーマは、シンプルな作りで、動作が軽いです。機能拡充のために、専用のプラグインも無料で用意されており、インストールすれば、TwitterやFacebookなどのSNSと連携したり、Googleアナリティクスの項目を入れたりとカスタマイズしやすいです。
Business Pressは、商用利用可能な無料のWordPressテーマです。シンプルで美しいビジネスサイトに向いており、中小企業や団体、フリーランスなど幅広いホームページを制作可能です。他には、企業の専用ブログサイトとしての使用もできます。
またタイポグラフィ(文字)の美しさを重視したテーマで、そのままでも十分デザイン性の高いサイトが制作可能です。ブロックエディタにも対応しており、テキストや画像をブロックで管理し、HTMLやCSSなどの専門知識がなくても容易にサイト制作を行えます。
https://xeory.jp/template/xeory-extension/
Xeory Extensionは、バズ部が提供する無料のWordPressテーマです。5つのカラーバリエーションがあり、左サイドカラム・右サイドカラム・ワンカラムの3パターンからデザインを選択可能です。サイトデザインのカスタマイズ性は低く、HTMLやCSSといった専門知識が必要になります。レスポンシブデザインに対応しており、スマホやタブレットでも最適な表示を行えます。
また、記事を最後まで読んだ人向けに、自社サービスへのアクションを促すCTA機能が標準搭載されています。またCTAに連携可能なLP機能も付いており、プラグインの「Contact Form 7」を導入すると、簡単に入力フォームを入れられます。自社サイトのブログを最後まで読み、興味を抱いたユーザーがCTAをクリックし、自社サービス情報を掲載したLPに遷移し、お問い合わせまでつなげられます。自社コーポレートサイト内で、ブログ運営を行い、コンテンツマーケティングをする際に最適なテーマです。
https://themegrill.com/themes/flash/
Flashは、商用利用可能で無料の海外のWordPressテーマです。シンプルで洗練されており、企業のコーポレートサイトや店舗紹介に向いたデザインです。サイト制作中に問題が起きても、詳細なマニュアルが用意されています。一つずつ問題を解決しながらサイト制作が可能です。
また15種類以上のデザインテンプレートが準備されており、自社の目的に合うデザインがあれば、クリックするだけでコピー自社サイトに反映できます。デザイン制作の時間を短縮し、コンテンツ制作に時間を割けます。他には、レスポンシブに対応していたりう、アニメーション機能が付いていたり、ECサイトを構築するWooCommerceとの互換性があったりと多機能なテーマになります。
Luxeritasは、商用利用可能な無料のWordPressテーマです。シンプルなデザインで、動作が早いテーマとして有名です。SEOに最適化した仕様であり、レスポンシブ対応です。デザインにこだわりがなく、シンプルなサイトを制作したい方におすすめです。
また、ブロックエディタに完全対応しており、テキストや画像などのコンテンツをブロックえ管理するため、HTMLやCSSといった専門知識がなくても容易にサイト制作が可能です。それに加えて、吹き出しやスクロールアニメなどの独自ブロックも存在します。他には、最新の機能に対応するために、頻繁にアップデートもしています。
Habakiriは、 WordPressの公式サイトに掲載されいている無料のWordPressテーマです。公式のマニュアルもあり、そのままでもきれいなレイアウトで、すぐに使用できます。レスポンシブ対応で、ページの表示速度は速いです。
また7つのデザインテンプレートがあり、好みのデザインがあれば、デザインに悩む時間を短縮し、すぐにコンテンツ制作に移行できます。さらに、ランディングページ制作機能が付いおり、コンバージョン率を上げるサイトを制作できます。他には、CSSのフレームワークである「Bootstrap」を採用しており、HTMLやCSSといった専門的な知識があれば、自社好みの色やテキストの大きさにカスタマイズが可能です。
https://wp-emanon.jp/emanon-free/
Emanon Freeは、商用利用可能な無料のWordPressテーマです。レスポンシブ機能に対応しており、URLとともに投稿するとアイキャッチ画像やタイトルなどが表示されるTwitterカードに対応しています。ただしファーストビューは1種類のみとデザイン性に欠けます。
また投稿ページのみに、CTA機能が付けられます。「Font Awesome」をCDNで設置できるため、ページ表示速度の遅延を解決したサイトを制作しやすくなります。内部SEOも対策済みで、WordPress初心者にもおすすめです。
https://ja.wordpress.org/themes/passionate/
Passionateは、海外の無料WordPressテーマです。企業のコーポレートサイトだけでなく、個人や、ブログ、ポートフォリオにも適しています。スマホやタブレットで最適な表示をしてくれるレスポンシブに対応していたり、SEOに最適な内部対策が施されています。
また、このテーマには、オリジナルのウィジェットと、位置、ロゴ、レイアウトなどを設定するためのカスタマイザーが付属しており、カスタマイズ性が高いです。例えば、最近の投稿や、画像スライダー、クラインアントのロゴ、お客様の声のために、10個のウィジェット位置と8個のオリジナルウィジェットがあります。
https://athemes.com/theme/sydney/
Sydneyは、100%GPLで商用利用可能な海外のWordPressテーマです。企業のコーポレートサイトや飲食店のサイトに適しています。大きなメインビジュアルは、スライダーや動画を挿入することができ、サイト訪問者にインパンクを与えられます。オリジナリティの高いメインビジュアルを制作すれば、個性的なサイトになります。
また1カラム、2カラムにも対応しています。それぞれ大きく印象が変わるため、自社の目的に合わせたサイトを制作しやすいです。ほかには、プラグインのPage Builder by SiteOriginと連携すれば、ドラックアンドドロップで簡単にサイトデザインのレイアウトを制作できます。
有料テーマは、無料テーマ以上に、デザインの質が高いものや、サポートが豊富なもの、機能が豊富なものが存在します。本格的に自社コーポレートサイトを集客や、求人用に使用する場合は、有料テーマを使用することをお勧めします。
ここではWordPressのコーポレートサイト用有料テーマ5選を紹介します。
https://fit-theme.com/the-thor/
THE THORは、商用利用可能な、有料のWordPressテーマで、価格は16,280円です。特徴としては、9つのデザインテンプレートです。どのデザインも美しく、洗練されており、自社サイトに適用すれば、すぐにデザイン性の高いサイトになります。デザイン制作の時間を短縮して、コンテンツ制作に時間を使えます。
また、高機能で、SEO対策や、表示速度の速さが搭載されています。ほかには、Q&Aマニュアルや、わかりやすい操作マニュアル、具体的な質問ができるフォーラムがあり、初心者にもおすすめです。THE THORのコーポレートサイトで使用するメリットやデメリット、企業事例を紹介した記事があります。興味があれば是非一度ご覧になってください。
NANOは、商用利用可能な、有料のWordPressテーマで、価格は34,800円です。グローバルナビゲーションは、画像付きで、視覚的に整理されたメニューになります。YouTubeには、解説動画も掲載されており、実際の操作画面を見ながらサイト制作ができるので、初心者でも安心です。
また、メインビジュアルの画像スライダーは、サイト訪問者の目を惹けます。自社の魅力が伝わる画像や動画を複数使用して、企業のユーザに抱いてほしいイメージを伝えやすいです。ほかには企業サイトに必須の「会社案内」「事業案内」「実績紹介」の3種類のカスタム投稿タイプを実装しており、サイト内の回遊率をあげやすくなっている。
NEXTAGEは、商用利用可能な、有料のWordPressテーマで、価格は、9,900円です。メインビジュアルは、最大5枚までの画像が設置でき、14タイプのスライダースタイルからサイトイメージに合うものを選べます。
コーポレートサイト内でブログ運営を行うオウンドメディア構築にも最適で、各投稿ごとに、メタディスクリプションを設定したり、専門知識がなくても簡単に投稿ができるなどメリットがあります。
https://lightning.vektor-inc.co.jp/lightning-pro/
Lightning G3 Proは、商用利用可能な、有料のWordPressテーマで、価格は一年契約で9,900円、3年契約で26,400円、5年契約で39,600円です。無料のWordPressテーマで紹介したLighitningの有料版です。無料版よりも豊富な機能で、質の高いサイト制作ができます。
例えば、ヘッダー上部に、電話番号や、お問い合わせボタンなどのCTA機能を設置できます。またサブナビゲーションや、 PCでの閲覧時に、サイトのキャッチコピーを表示します。ほかには、各見出しデザインを変更したり、フォントを切り替える機能などがあります。
FAKEは、商用利用可能な、有料のWordPressテーマで、価格は、22,800円です。ファーストビューでは、全画面で再生できる動画を設定でき、インパクトを与えやすいサイトを制作できます。テーマ導入後、テキストと画像を差し替えるだけで、デザイン性の高いサイトになります。
またトップページに情報を集約で、下にスクロールするだけで、企業情報を網羅できる仕様になっています。カスタム投稿は、「実績」にのみ絞られてるので、自社の実績紹介に特化でき、サイト訪問者が企業の実績を確認したいような業種におすすめです。
無料のコーポレートサイトのWordPressテーマは、数多く存在します。その中から一つのテーマに絞るのは、大変です。ここでは、無料のコーポレートサイトのWordPressテーマを選ぶ際のポイントを紹介します。
日本語のデモサイトを確認する理由は、2つあります。
特にあまりWordPressになじみがない方にとって、新しい知識を日本語の解説なしで対応するのはかなりハードルが高いかと思います。
海外テーマの場合は、日本語での解説がないケースもあります。こうしたテーマは、初めてのテーマでは控えるほうが無難です。
加えて、デザイン的な側面です。英語フォントで綺麗に写っていても、日本語のデモサイトで確認をしたほうが良いでしょう。
特に海外製のテーマは、英語での使用を想定しているため、日本語フォントとの相性が悪いためです。
例えば「Sydney+デモサイト」と検索すれば、日本語フォントのSydneyのサンプルサイトを見られます。テーマのデザインと日本語フォントの相性がいいかを確認できます。
英語での使用を想定してデザインされている海外製のテーマを選ぶ際は、日本語のデモサイトを見て、デザインが崩れていないかを確認します。
自社コーポレートサイトのテーマとして使用する場合は、商用利用できるかどうかを確認します。テーマの中には、商用利用禁止や、条件付きで使用が許可されるものがありあます。
WordPressテーマの利用規約に目を通して、商用利用ができるかどうかを確認します。また商用利用できても、制作社の名前を入れる、リンクを貼るなどの条件がついている可能性があるので、利用規約に目を通してから、自社コーポレートサイトのテーマとして使用します。
コーポレートサイトのWordPressテーマは、自社の目的に合うものを選択します。自社サイトの最終目標に、つながるテーマである必要があります。
「かっこいいから」「かわいいから」とテーマを選ぶにではなく、集客用のサイトとしてサイト内でブロブが運営しやすく、CTA機能がついているテーマを選びます。
自社コーポレートサイトの最終的に達成したい目的に合うデザインや機能のついたテーマを選べば、目的を達成しやすくなります。
今回は、コーポレートサイトのWordPress無料テーマを10選、有料テーマを5選紹介しました。また数あるWordPressテーマの選定ポイントも紹介しました。
この記事を参考に、自社コーポレートサイトに目的に合うWordPressテーマを見つけてください。
テーマを選んだら、今度は集客が気になりますよね。
コーポレートサイトのアクセスアップを無料でできる施策をまとめました。合わせてご覧ください。
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